競馬歴14年&一口馬主としてテルツェットやイクイノックスに出資中の競馬好き夫によるコラムです。
競馬をする上で、馬場の状態は競走馬に大きな影響を与えます。今回は、「馬場状態」と「芝コース・ダートコース」の関係について書いてみました。
馬場状態は4段階に分けられます。
馬場状態 ・良 ・稍重 ・重 ・不良
この馬場状態は天候によって変わります。
競走馬の中にはこの馬場によって極端に競争成績を上げる馬、極端に下げる馬がいます。
馬場を知ることは、予想をする上でとても重要なことです。
競馬場のコース
競馬場には「芝コース」と「ダートコース」があります。
これを分けて考えないと馬場を理解できません。
芝コース
芝は良馬場が一番タイムが出ます。
特に日本の芝はクッション性が高く東京芝2400mでは、あの名牝アーモンドアイが出した2分20秒6という世界レコードもあります。
そして、芝コースは雨が降れば降るほど、稍重→重→不良とタイムが遅くなっていきます。ですので、馬場が悪くなればスピードは削がれ、パワー若しくは緩い馬場で足を取られない適正が必要となってきます。
ジャパンカップ G1の場合
■良馬場
2018年11月25日(日曜) 第38回
天候:晴れ 芝:良
アーモンドアイ 牝3
タイム:2分20秒6(レコード)2021年11月28日(日曜) 第41回
天候:晴れ 芝:良
コントレイル 牝4
タイム:2分24秒7■重
2018年11月24日(日曜) 第39回
天候:曇 芝:重
スワーヴリチャード 牝5
タイム:2分25秒9
ここで一つ注意してもらいたいことが、芝が荒れているから稍重になるのではなく、馬場のクッション値が下がると馬場が悪くなる、ということです。このクッション値はJRAのホームページで発表していますので、チェックしてみると良いでしょう。
【参考】JRAのHP:ホーム>競馬メニュー>馬場情報 で確認できます。
ダートコース
ダートは芝と全く異なります。
ダートは良馬場が一番パワーが必要で、タイムが出ません。稍重と重が一番タイムが出ます。
不良でも良馬場よりも良いタイムが出ます。例えるなら、砂浜で「水際から遠いパサパサの砂」と「水際に近い水を含んだ砂」とはどちらが走りやすいですか??水を含んで締まった砂の方が足が引っかかり走りやすいですよね!?
ですので、重ダートの時は芝でも走れそうな血統を狙ってみるのも良いでしょう。